上物の巻

 上物とは撒き餌によって海中の表層,もしくは中層に餌を捕食するために泳ぎ上がってくる魚達を釣ることを目的とする釣りである。
 そのため,非常にバリエーションが広く,場合によっては海底周辺も釣りの範囲内に含まれる。
 技法には撒き餌の投入のスタイルによって大きく3つに別れる。

1、ウキフカセ
  撒き餌を撒き餌勺と呼ばれるひしゃくで海に撒きながら魚を寄せ集めて釣る方法である。
2、カゴ釣り
  撒き餌を仕掛けに付けたカゴに入れ遠投し,沖のポイントに魚を寄せて釣る方法である。
3、ダンゴ釣り(紀州釣り)
  刺し餌をヌカを主成分としたダンゴで包み,ポイントに投入して釣る方法である。
  このダンゴは撒き餌と餌取りからの刺し餌保護という2通りの役目をする。
  釣りスタイルの発祥の地から名付けて紀州釣りと呼ばれる事が多い。


 この章では,ウキフカセとカゴ釣りに絞ってコメントをします。
 ダンゴ釣りはチヌ釣りに利用される場合が多いのでここでは割愛します。