日程,目的地が決まったら準備をしましょう。
1.渡船店の連絡
詳細は次章「渡船屋さん」で説明しますが、前日までに予約を入れるか、行く旨を告げておきましょう。
渡船店と船の乗船場は殆どの場合異なります。
出船時間と最初にどこへ行けばいいかを問い合わせておきましょう。
また、弁当の有無も問い合わせておきます。
2、装備
最初に必ず必要な物を挙げます。
a,ライフジャケット
b、磯靴
この2点は必ず必要です。
装備していないと乗船は拒否されますのでご注意を。
次に用意しておいた方が良い物。
a,雨具
b,ヒップガード
c、帽子,手袋
d、タオル
雨具は天候の急変時に必要ですし、冬場重ね着することで防寒の役割もします。
ヒップガードがあれば疲れたときにどこにでも安心して座れますし、防寒の役にも立ちます。
帽子,手袋は出来るだけ着用しましょう。
転倒時の頭部、手の傷を防ぎます。
帽子は紫外線、熱中症(春,秋でも暑い日はなります)の予防に役立ちます。
タオルは拭くだけでなく、冬場のマフラー代わりにも出来ます。
3、携行品
船から磯へ渡るときなどに、大きな荷物を持っている人をたまに見かけます。
見ていてたいへん危険だなと感じるときがあります。
所持品は極力減らすように心掛けて準備をします。
なぜ減らさないといけないかと言うと、海が急変した場合、荷物の数が多いと乗船にそれだけ時間がかかります。
また、荷物の形状によっては船と磯の間の受け渡しにたいへん危険が生じるからです。
「
携行品は3つまで」を基本として判断してください。
実際の基本例を挙げてみます。 ( )内は例
a:ロッドケースとバッカン 冬場の釣った魚が氷が無くても腐らない時期によくやります。
大型バッカン(40L)の中身は、撒き餌、刺し餌の入った中型バッカン(26L)と勺。
魚を生かすためのスカリ、水くみバケツ、ロープ、飲料等です。
仕掛けやタックル類はライフジャケットのポケットに収納します。
b、ロッドケースと磯クーラー(36L)
春秋や弁当が必要な場合、早朝暗い時間帯に磯に上がる時、天候が不安定で雨具持参の場合によく行います。
磯クーラーの中には撒き餌をバッカン(26L)ごと収納しています。
c、ロッドケースと磯クーラーとバッカン
夏場、周年やっています。
暑さが厳しくどうしても氷が必要な場合や、脱水症状を防ぐため大量の飲料を持っていくとき。
タックルがライフジャケットのポケットに収まりきらないとき、夜釣りで携行品が増えたとき、などです。
この他にリュックを利用するのも一つの手です。
バッグ類は出来るだけショルダータイプを選び、両手又は片手が常に使えるようにしておきます。
ロッドケースについて
ロッドケースは最近ハードケースが市販されていて、タックルの保護という面から便利になりました。
装備を軽く,単純にする目的で、ロッドベルトで束ねる人もいます。
フカセを行う方は、ケースの中に予備の撒き餌勺を1本忍ばせておくと、紛失したとき便利です。
タモの枠は折り畳み式の方がコンパクトでいいような気がしますが、お好みですね。
クーラーについて
時折、堤防で使っているハードクーラーを持っている人がいます。
ハードクーラーは磯クーラーより重く固いため、撤収時に船へ放り投げるのが困難です。
また、底辺が岩場では不安定で滑りやすく、転倒した場合海中に落ちやすくなっています。
出来るだけ磯クーラーでの釣行をおすすめします。
バッカンについて バッカンもショルダーTYPEの方が両手が空くという面から強くおすすめします。
沖磯への釣行は「不必要な物は要らない、いつでも逃げ出せるようにする。」が基本です。
緊急時には船による回収が人命を救う唯一の手段です。