所持品(その1)
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初めて行く釣り場は荷物をどうしようかと迷いがちです。
ましてや,磯に慣れないうちは、あれやこれやと持っていって使わずに帰ってきます。
そこで磯釣りに必要なタックルの紹介をします。
青色の項目-各個人が必要
緑色の項目-仲間のうち一人が持っていればいい
黒色の項目-あれば便利だなという物
竿,リール等
通常本州の釣り場では1号から2号の磯竿が一般的です。
ただ,1号なんかを使用していると、魚の引きに耐えきれず根に潜られることが多いです。
1.5号以上が欲しいです。
長さは体力にあわせて、4.5~5.4mが使い勝手がいいです。
リールも通常使用しているスピニングで充分です。
但し、道糸は古い物は使わない方が賢明です。
港湾部の堤防なんかと異なり、風が吹き出せばけっこう強い風が吹きます。
しかも、竿立ても無く、岩場に置くわけにいきませんから、1日中手に持って振り回すことになります。
最も使い慣れた竿とリールを持っていくのがいいです。
針,ハリス
ハリスはよく議論になるのですが、磯ですと2号前後。
大物とのやりとりには3号から5号は欲しいです。
腕前に自信が無いのならハリスの太さは細くしない方がいいです。
特に地形を把握しないうちに魚をかけると、思わぬ所で根ズレでバラして痛い目に遭います。
針はグレ針でもチヌ針でも伊勢尼でもお好きな物を。
今は小バリの方が主流です。
グレ針5~7号
チヌ針1~3号
伊勢尼5~8号
チヌ針は軸が細いので時々伸ばされるので注意。
かかる場所さえ良ければ小さな針でも大きな魚をGETできます。
ウキ,ウキ止め,オモリ
チヌ釣りの棒ウキは荒磯には向きません。
市販のドングリウキ0号から5B、1号ぐらいまで。
メーカーや形状、色はお好みで。
遠投用のトバシウキ、2枚潮用の水中ウキ、アタリが渋いときのカヤウキがあればもっと便利ですよ。
(高価なので揃えるのはたいへんです)
ウキ止めは市販のゴム製でもいいですし、ハリスで作った物でもOKです。
オモリはウキの浮力にあった物を一揃い持ちましょう。
ドングリウキはメーカーや材質で浮力が微妙に異なります。
3Bと表示してあるのに,5Bでも沈まないなんてよくあります。
食いが渋くてアタリが明確に出ないときは、オモリを追加したりして浮力をぎりぎりまで殺したりします。
バッカン&バケツ
撒き餌全量がすっぽりと入る物。
オキアミ3枚と集魚剤で10kの物が入るのが好ましいです。
26Lぐらいですかね。
バケツは安物でOK。
磯が高い時を考慮して、水を汲むためのロープ10mを付けます。
撒き餌勺
けっこうおろそかにしがちなのですけど,重要なアイテムです。
安物のカップの大きな物は撒き餌を大量に撒いてしまいがちです。
しかも折れたりカップ部が抜けたりします。
ちょっと高いのですが、カップの小さな物で柄の長さが60㎝ぐらいある物が使い勝手がいいです。
メーカー物のカーボンシャフトもいいです。
よく海に落として紛失しますので、ロッドケースに予備を1本(これは安物でもいい)忍ばせておきましょう。
エサ箱
刺し餌のオキアミを入れておき、バッカンの縁に引っかける箱。
又は、ウエストバッグのベルトなどに引っかけるタイプの箱です。
荷掛け棒と竿受け
荷掛け棒は低い磯に渡るときは渡船店が用意してくれる場所もあります。
それ以外に波が強い日にはバッカンを流されないようにかけておけるので便利です。
荷掛け棒の頭に竿受けを付けると、両手が空くので仕掛けのやり直しや、休憩時には便利です。
通常の磯竿は柔らかいので、石鯛のピトンのような低い位置での竿受けは、穂先を岩にこすったりして感心できません。
ハンマー,ブラシ
誰か一人が持っていれば何かと役に立ちます。
ハンマーは荷掛け棒を岩に打ち込む以外に、オキアミを凍ったまま持っていった場合の砕く役目や、岩に付いたイガイをはがして撒き餌代わりにする際に役立ちます。
ブラシは釣り終了時にバッカンをきれいに洗うためです。
トイレ掃除用の100円ブラシで充分。
混ぜシャク(マゼラー)
くま手のような形をしたアイテムです。
集魚剤追加時や撒き餌がしっかり混ざっていないときに使用します。
その2に続きます。
*それぞれのタックルの詳細については「磯釣りのタックル」の項で詳細に解説します。
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