釣りには様々な餌が使われますが、冷凍技術の発達した今日では
「オキアミ」が一般的で万能の餌と呼ばれています。
餌は現在オキアミが90%以上を占めています。
撒き餌は基本的に刺し餌と同じ物を使用しなくてはいけません。
刺し餌は種類がたくさんありますが,、釣る魚種により刺し餌は異なってきます。
以下に代表例を挙げますが、餌取りが少なくなる時期はオキアミだけでもいいでしょう。
グレ : オキアミ(ボイルを含む),アミエビ,夏場は湖産エビ,フナムシ,等
チヌ : オキアミ,イガイ,海エビ,湖産エビ,コーン,さなぎ,等多種多様
マダイ : 海エビ,オキアミ,等
イガミ : ホンダワラ,磯ガニ,オキアミ,等
青物 : オキアミ,活きアジ,等
魚によって使用するエサが異なり多種多様ですので、ここではオキアミに限定して説明させていただきます。
重要な注意事項
国内の沿岸は地域によって資源の保護のために、
撒き餌の使用が禁止されている場所があります。
また撒き餌の使用は許可されていても、生オキアミの禁止(ボイルオキアミのみ可)、集魚材の禁止など様々な規制が設けられている釣り場があります。
撒き餌の使用に際しては事前に調べ、必ず該当地区のルールに従って釣行していただくようお願いいたします。
ネット通販でも撒き餌用のオキアミやアミエビは買えるけど、鮮度を保つ必要があり、送料分高くなるのでエサ屋に行って購入することをお勧めします。
ここに各商品を表示しているのは、このような物で、このような値段帯で、このような製品を使う物という表示を行うためです。
撒き餌
撒き餌の1日の使用量は6k~9kぐらいです。
餌屋に売っているオキアミ(20㎝x30㎝の大きさ)1枚が3kです。
時々安くセールをしているのでそれを購入しても構いません。
ですが、安い物は品質が悪いので刺し餌には転用できないようです。
お金が不足するときはオキアミ1枚とアミエビ(同様の大きさ4k)1枚を混ぜて計7kとしても構いません。
下の商品八切(やつぎり)は約2kgぐらいです。
刺し餌 刺し餌に用いる物は、鮮度の高いしっかりした物を使いましょう。
気温の高い時期は少しずつ腐敗分解していきますので、鮮度の悪い物などを転用すると、針にしっかり刺さらなくなったりします。
最近はパック詰めの刺し餌専用の物が売られていますので便利になりました。
パックの刺し餌は腐敗・黒化防止やエサ取りに取られにくいようにハード加工(密漬けなど)が施されている物が多いです。
衛生的で家庭の冷蔵庫でも保存出来るようになりました。
集魚材
集魚剤は対象とする魚種によって様々な種類が販売されています。
対象魚に見合った物をお買い求めください。
集魚剤には匂いで魚を集めると成分と撒き餌の腐敗を防ぐ防腐剤を含有しています。
「
磯焼け」と言う、磯際の海草類や貝類の死滅の原因の一つにもなっているとされていますので、大量に使用するのはやめてください。
集魚材は撒き餌がばらけずにまとめる役目をし、海に投入時にピンポイントに集めやすく出来ます。
磯で使用する場合、風の強い日は「遠投用」と書かれた物がお勧め。
エサ取りが多い時期は水を含めば膨れて量が増えるタイプがお勧めです。
これらの撒き餌は餌屋さんで混ぜておくことをおすすめします。
最近は店頭に凍ったオキアミを潰してくれる機械があるので便利になりました。
凍ったままでは現地ではうまく混ざらないですから。