天狗ウキのデザインと形状の変遷
数回に渡るモデルチェンジを重ねて天狗ウキは進化してきました。
ここでは写真でその形状とデザインの移り変わりを紹介します。
ファーストモデル
見たこともありません。
サイズは3タイプしかなかったとか。
初期モデル
現在のような極端な三角形では無く,卵形に近い形状でした。
サイズも現在の4ミリピッチとは異なり,5ミリピッチで20φ~45φで販売されていました。
2世代目
現在の形状に徐々に近づいて来ました。
トップ部やボトム部の色が何度か変わり,様々なバリエーションが生み出された頃です。
この時期に「メタル」「メタルイエロー」などが発売されました。
3世代目
現在の形状になった製品です。
トップとボトム部との境界に金属製の帯が挿入され,くっきりとしたイメージが出されています。
この時期にメタルが生産を中止して新たに「トルピード」が発表されています。
4世代目
平成11年8月から現在までの形状です。
今まで径の表示が無かったのですが,新たに表示されることによってウキの区別がつきやすくなりました。
ナンバーはシールを貼って表示されております。
ボトム部の色に赤色系統が混ざりました。
03モデルの出現により製造が継続されるのかどうか興味深いところです。
5世代目
天狗ウキ03モデル
2003年度ニューバージョンとして登場。
今までの素材とは異なった物を使用しており、耐衝撃性に重点を置いたものと思われる。
詳細は使用していないため不明。
商品についての解説はセブンアイランズオフィシャルページをご覧下さい。
注記:上記ページは現在閉鎖して存在しません。
底辺カン付き部の移り変わり
左より右の順で新しくなっております。
興味があるのは真ん中のプラスチックと思われる素材ですが,このモデルは私は現在1個しか所持しておらず,生産数が少なかった製品と思っています。
天狗ウキの種類
天狗ウキは現在までに様々な素材を使用したり,スタイルを変えたりしてきました。
以下はその紹介です。
ヘビキャロ
天狗ウキの中で大オモリを使用する製品です。
表層に群がる餌取りの層を強制的に突破するために,2号のオモリを付けて遊動で使用します。
現在は生産中止。
Bo (ボー)
天狗ウキの棒ウキスタイルです。
F1~F4までの番号表示があります。
長さ別に4種類に分かれており,水面に浮かせて使用します。
海の状況に応じてオモリも使用します。
メタル
ボトム部の素材を金属製にして,磯にぶつかった時の衝撃性を高めた製品です。
写真では左の物と右の物が微妙に形状が異なるのがおわかりでしょうか。
右の物は初期の製品,左の物は後期の製品です。
現在は生産中止。
メタル(分解写真)
完全に浮力を失ったメタルを分解してみました。
3つの部分から構成されています。
カン部は工具の力により変形してしまったことをご了解下さい。
メタル(イエローカラー)
逆光時に従来のオレンジ系では視認しにくいため,TOP部の色を黄色に変えた製品です。
トルピード
一つだけ所有しているだけで、使用していないため不明。
インナーメタル
発売されたのかどうかも不明。 プロトモデル?
所持していないため不明。
中通しウキ
発売されたのかどうかも不明。 プロトモデル?
所持していないため不明。
TPD
トルピードの後期モデル。
所持していないため不明。
LA (エルエー)
イエローメタルの後期モデル。
一つだけ所有しているだけで、使用していないため不明。
T2 (ティー2)
現在は生産中止。
パッケージに「耐衝撃カーボンボディ」とり、裏面には「磯際,磯際付近,トロ場専用」とあります。
サイズは19φ、22φで3、4、5、2Bの表示があります。
実際に使用してみると普通のドングリウキの感覚に似たものがあります。
全体のカラーがオレンジで統一されているので視認性が極めて良好。
磯へぶつけたときの破損も極めて少なく、扱いやすい感じがあります。
惜しむらくは製品自体の重量が小さいため、遠投には少し不向きです。
シャトル
2つあるTYPEのうちの一つ。
天狗ウキの利用法を修得するために考案されたアイテムだそうです。
潮の流れを捉えやすくなるそうです。
一つだけ所有しているだけで、詳細は使用していないため不明。