3.実際の使用にあたって
天狗ウキ&ディセターを使用する時に注意してほしいことを書きます。
ちょっとした気遣いがあなたのウキの能力が最大限発揮されるからです。 ←どっかのCMみたいだね(^◇^;)
1.岩にぶつけないように
現在販売されている天狗ウキは素材の関係上
衝撃に対して非常に弱いウキです。
普通のドングリウキなどより比重が大きく単体での重量が極めて大きいため、磯や岩にぶつけた時の破壊力が大きくなるからです。
普通のドングリウキですと浮力がB、3Bという表示でそれに対してのオモリを付けてもしっかりと浮いています。
オモリ表示よりもわざと浮力を持たせて製造されているからです。
ですから少々の傷で内部に海水が浸水しても使用できます。
天狗ウキはそういうわけにはいきません。
番号によりウエイトが微妙に調整されていて、ほんの少しの海水の進入でバランスを失ってしまいます。
一度海水が入ればどれもこれも沈んでいくウキに様変わりしてしまいます。
釣りをしている時に大アワセをやってすっぽ抜けする時があります。
岩場にウキを叩き付けてしまって大きな凹みを作る時があります。
大きな傷を付けてしまった天狗ウキはもうその日は使えないと言っていいでしょう。
自宅に持って帰って再コーティングするしかありません。
すっぽ抜けしてしまったら、竿さばきでウキが海面に着水するように工夫してやってください。
ちょっと練習すればコツはすぐにつかめます。
ディセターも同様で、あまり大きな衝撃を与えると接合面が割れてしまいます。
構造上中に侵入した海水を抜くことはたいへんな作業です。
破損させずに海水を抜くことはほぼ不可能でしょう。(方法はあるのですが実際に行ったことないし、おすすめしません)
岩にぶつけてクラックの入った天狗ウキ。
補修してますので亀裂は隠れてます。
2.岩に触れさせるな
天狗ウキの表面のコーティングは普通市販されているドングリウキと何等変わらない素材を使用しています。
コーティングは岩にこすれればすぐに傷付きます。
針のような穴が開いても海水が侵入してきます。
休憩時に竿を置く時、ウキが岩肌に触れないように十分注意してください。
チャラン棒の竿受けに竿を掛けておいて、風にラインが吹かれてウキが岩肌にコンコンとこすれたことが何度もあります。
通常私は休憩時は撒き餌の入ったバッカンの中にウキを入れてから休みます。