4.ウキとオモリ
-補助となるアイテム-
ここに登場するアイテムは補助的な物です。
これらを使用するようになったのは、私自身がオリジナルで考えついた物ではなく、情報誌やネットの情報の中からヒントを得た物です。
従って全くの自己流であり汎用性がないかもしれず、読まれている方には全く役に立たないかもしれません。
参考的にこんな使い方をしている釣り人がいるという視点で読んでみてください。
1.ウキ
ここで語るウキとは天狗ウキやディセターのことではありません。
ハリスウキや水中ウキなどのアイテムのことです。
「第1章 入門編」の中のページで少しだけ記述したのですが、天狗ウキとディセターはその形状と使用方法から生じるデメリットがあります。
特に潮流の早くない釣り場や気象条件によってそのデメリットが顕著に表れてきます。
そのため、仕掛け全体を理想的な流れのラインに乗せるために、補助となるアイテムを使用するのです。
各メーカーからは様々なハリスウキや水中ウキが発売されています。
オモリと同じ効果で比重の重い物から、浮力を持ち浮くタイプの物まで様々です。
一般的には浮力のある物より比重の大きい沈む物をよく使用しています。
これらを使用する際にはウキの浮力を把握しておかなければいけません。
例えば-3Bの比重のある水中ウキならばディセターの19番を使うとウキは水面上に浮いています。
天狗ウキの12番ならば-0又はG5の比重を持った水中ウキというふうに。(環境によっては当てはまりません)
私が使用している物(一例)
これらのアイテムはメインである天狗ウキやディセターが障害となる流れや力が加わる場合に先行して流れを捉え、仕掛けを理想的な状態に持って行くために利用しています。
これらの詳細な使い方はまた別のページで解説しようと思います。
2.オモリ
天狗ウキとディセターの使用の際基本的にオモリは使用しません。
オモリの重量がウキの動きに制限をかけるばかりではなく、仕掛け全体を流す行為の障害となるからです。
ところが、ある極端な例の場合はオモリを使用します。
潮流が非常に早い場合
潮流が非常に早く、仕掛けを海に流してもはじかれてしまうようなケースでは、ウキ下にオモリを付けて強制的に潜行させる場合があります。
魚が見えているのに潜り込む流れを見つけられない場合などです。
サラシの中
サラシの中は非常に複雑な流れを持っていることは皆さんよくご存知だと思います。
特に低気圧通過などで波がある時などサラシは大きく表層の流れも激しい物となってしまいます。
サラシを観察していてふとした拍子にサラシの中に良型の魚を見かけることがあります。
表層は複雑な流れによってウキがはじかれるため、ウキ下にオモリを打ち、仕掛けを安定させる目的で使います。
餌取り層
磯際などでは撒き餌に餌取りが群がってしまい仕掛けが目的のタナに届く前に餌を取られてしまうのは、今ではほぼ周年見られます。
餌取りたちの層の下に良型の魚たちが捕食行動をしているのを見かける時があります。
そんな時でも指をくわえて黙ってみているのは非常にしゃくです。
ウキ下に重い目のオモリを付けて一気に餌取りたちの層を突破させる方法を行います。
ホントに磯の壁に沿って魚がいるようだとウキをはずしてズボ釣りしますけどね。f(^ー^;
以前は「ヘビキャロ」という製品が天狗ウキのバラエティに有って、この餌取り層突破専用の浮力のあるウキでした。
現在では生産されていませんので普通のウキで行わざるを得なくなったのです。
これらのように、オモリを全く使わないのではなく、条件に合わせて臨機応変に使用します。