テクニック
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アタリとアワセ
ビデオやテレビ番組では、いきなり竿を持っていかれたり、バリバリとスプールから道糸が出されたりする光景を目にしますが、魚の活性が良いかラインがほぼ直線的で糸ふけが少ないときに、こういうアタリを体感できます。
しかし、アタリはそればっかりではありません。
ここでは3つのパターンでのアタリの取り方を書いてみます。
ウキでアタリを取る
天狗ウキやディセターを使っての釣りでは上に書いたようなアタリばかりと思われがちですが、磯の近くに仕掛けがある場合は、ウキの水没による目でのアタリで取ることの方が多いのです。
ウキの水没と言っても「浮いている状態のウキが水中へと消えていく勢いの良いアタリ」、「ゆっくりジワーっと沈んでいくアタリ」、「水中に漂っている状態で潜行する速度が急に早くなるアタリ」、というようにアタリはいろいろと有り、ウキの水没の早さも千差万別です。
一概には言えませんが、スレた釣り場や、潮が動かない時、魚が警戒心の固まりのようになっている時はアタリは微妙な物になりがちです。。
このような場合は魚が針をきちんとくわえてくれないのか、餌だけ取られて餌取りに取られたのか本命が餌だけかすめ取ったのかわからなくなってしまいます。
例をあげると、
天狗ウキやディセターが潜り込む潮に乗って仕掛けが沈んでいく状態は前に説明しました。
ウキが潮流に反応してすーっと海中に沈んでいくので流していきます。
しばらく流してみて仕掛けを上げると餌が付いていません。
もう一度同じように流してみて沈み始めたのでちょっと聞きアワセ(軽く仕掛けを戻してやる)をしてやると魚が食っていたなんていう状況もあります。
仕掛けがなじめば潜行を開始するという番号のウキを選んで釣りをするときがあります。
これも上と同じようにいつの間にか魚が食ってるということがあります。
ウキが潜行を開始したのか、魚が引っ張ったのかがわからないのです。
この2つの場合、ウキでアタリを取るのがすごく難しいです。
魚の活性が低い時や潮が遅い時にしばしば起こるのですが、こういう時はウキの番号を変えるか聞きアワセすることで対処しています。
竿先でアタリを取る
竿に伝わる感触は、ガツンッ、ググンッという猛烈なアタリがあります。
魚の活性が良い時で、小さな魚でも大きなショックを与えてくれます。
一度このアタリを味わうと快感です。(^^)
即アワセというより向こうアワセになっちゃいます。
それ以外に魚の活性の低い時などは竿先に感覚を集中させていると、ココン、コツコツ、クンクン、グッ、ヌー、モソモソ、などなど様々な感触が伝わることがあります。
餌取りか本命か解りませんが、とりあえず魚が餌をつついているのが解ります。
とりあえず聞きアワセしてやります。
ラインでアタリを取る
チヌの落とし込みや前打ち、バスフィッシングをやっておられる方ならばラインでのアタリは簡単に取れると思います。
ラインに表れる反応は、スウッとラインが動く、いきなり張る、じっと止まるなどです。
いずれにしろ魚が付いているか、餌が取られてますので、アワセを入れてみます。
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