天狗ウキは1980年代初頭、高橋哲也氏の父、博嗣氏(通称てっちゃんパパ)の手によって生み出されこの世に登場した。
製造・販売元:㈱セブンアイランズ
(現在は休業中?)
それまでのウキの常識をくつがえす物で、形はおむすび型、大きさも直径20㎜から45㎜と豊富なサイズを揃えていた。
ウキの比重に段階があり、φから40番までの番号が付いていた。
私が天狗ウキに触れたのは今から約10年前。
だからそれ以前の商品についての知識は持ち合わせていない。
それまでにも何度も何度も改良を重ねられ、マイナーチェンジが繰り返されてきたのだと思う。
先日ヤフーオークションで初期生産の物という45φが出ていたが、現在のように円錐でなくほぼ球状であった。
(レア物とかいって定価より高くなってた。誰か買ったかな?)
形状の変遷と天狗ウキの種類については
こちらのページをご覧いただきたい。
誠に申し訳ないが全商品を入手したわけではないので、幾つか欠落があると思う。
私はキャリアの長い釣り人ではないので、ご理解いただきたい。
昔の話をしてもしかたがないので、現在市場に出回っている製品についてコメントします。
サイズは直径にあわせて、24㎜・28㎜・32㎜・36㎜・40㎜・44㎜。
いずれもφ(パイ)という呼称で呼ばれている。
それぞれのサイズに比重により段階が付けられており、一番比重の大きな物がφ(パイ)。
それから、0番から始まり12番まである。
なんと、84種類もあるのだ。
*ちなみに2003年にデビューした03モデルは異なります。
これらの豊富な数のウキを取っ替え引っ替えして釣りをするのだが、釣り場に全部持っていけるわけがない。
どういうふうに番号を選択していくかはまた別の章で。
通常2番か3番で真水と同等の比重を持つ(水温や条件によりビミョーに変化する)。
だからφや0番を付けるとズンズン沈み、12番ならば重りを付けることも可能なのだ。
市販のドングリウキのB、2B、や-B、-3Bという浮力の種類よりももっと細かく細分化されたウキなのじゃ。
この製品の利点は後で述べるとして、欠点を幾つかあげておく。
破損しやすい。
素材がウッド(高圧縮の桐かブナ?と黒檀)、表面はおそらくエポキシ系であろうコーティング。
ウキ自体に重量があるため岩にぶつけた時の衝撃が大きい。
傷・凹みが生じやすく、そこから海水が進入して、微妙な浮力を失ってしまうのである。
わずかなピンホールでも浸水により性能が発揮できなくなる。
製品のバラツキがある。
素材が自然の材木ということもあって全部がまったく同一の寸分違わぬ商品を作るのは無理であろう。
材料のわずかな差異により微妙なバラツキが生じる。
天狗ウキはシビアに浮力の段階設定してあるので、時としてオヤ?と思わせることがある。
石油系素材のように同一に作れないのでこれは仕方がないことだ。
だが、時としてとんでもない物が混じっていることがある。
高価
1個が3500円から4500円。
市販の量産ドングリウキの2倍から3倍の値段で販売されている。
正直言って高い。
磯釣りという条件下で使用するには破損しやすいこのウキで、この値段はたまらない。
もうちっと何とかならんかのお。(-。-)ポソッ
しかしながら、それでもこのウキを愛用するにはそれなりの
大きなメリットがあるからである。
*今回03モデルに関しては記述を控えました。
一つのタックルをあらゆる環境で試して耐久性までコメントするには、私の釣り環境では最低でも半年以上の月日を必要とします。
私は単なる釣り人ですから頻繁に磯へ通うわけでもないので現段階では無理があります。
って言うか、買う金無いし・・・
03モデルについてのレポートがまとまり次第ここに記述致しますが、今までの欠点を克服するモデルのようで期待大です。