タックル その2

 エビ撒き釣りにはこの釣り特有の道具を必要とします。
 生きエビを生きたまま釣り場に持って行き、長時間生かして、ポイントに撒くための道具です。
 ここでは、その道具類を説明します。


エビクーラー

 釣りエサ店で購入したエビを生かしたまま釣り場に持って行くための道具です。

 極端なことを言うとエビを持って行きさえいいのであれば水くみバケツでも用は事足りるのですが、大量のエビを生かしたまま新鮮な状態で釣り場で使用するためにはバケツでは不十分です。
 シラサエビ(スジエビ)は日本のきれいな河川、湖などどこにでも生息するエビですが、近年はエサ屋で売っているエビはたいていが韓国などからの輸入物と聞いています。
 湖沼などで採れたエビがエサ店に来るまでに弱っているものと思います。
 これ以上弱らせないようにするため専用の容器を使用します。

 

 エビクーラーの詳細については『別記:エビクーラー』のページをご参照ください。


エビブク
 乾電池で動くエアレーション(ブクブク)は、釣具店で売っている安価な物で充分です。
 ブクブクで何が重要かというと、エビクーラーの容量とエビの量に対して適した物かどうかです。
 従来売っているブクブクですと10L容器などの大きなエビクーラーですとエビの量にもよりますがちょっと性能不足です。
 大型エビクーラーで大量にエビを購入される方などは高い出力のブクブクか、通常の物2基は欲しいところです。




 一番重要だと私が思っているのは、空気の出る「ストーン」の部分です。
 ブクブクの製品で付属として付いているストーンは非常に粗雑な物が多く、出てくる気泡が粗いため酸素を十分に溶け込ませることができません。
 水中に酸素を送り込めないということは、過密状態にあるエビクーラーのエビはたちまちのうちに酸欠で死に至ります。
 釣具店で売っているのでもいいですし、ペットショップで売っているのでもいいですから気泡が細かく出る物に交換した方が良いです。



撒き餌シャク
 エビを直接ポイントに打ち込んだり、拡散して撒いたり、遠投したりする必要が必ず出てくるので撒き餌シャクは必須アイテムです。
 水を切らないといけないので穴あきタイプを使用します。
 価格も安いです。




 長さは遠投することを考えると長いものを持っておけばあらゆるシーンに対応できます。
 テトラなどで釣りをしているとよく落としてしまうので予備は持っておいた方がいいでしょう。
 また、製品がプラスチックで使い込んでくると簡単に柄が折れてしまったり、グリップが抜けたりするので気をつけてください。


*秘伝 -ウキ-
さて、私が常時使用しているウキはこれ↓

  
釣研 ソリッドチヌ
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メーカーページはこちら

 釣研社製の「ソリッドチヌ」という製品です。
 この製品には0.5号・0.8号・1号・1.5号・2号・3号があり、私はもっぱら1号を愛用しています。

 このウキの特徴はウキ先端に丸い球体が付いていること。

 この球体がとても視認性が良く、流れていくウキからちょっと目を離してもたやすく見つけられること。
 魚のアタリもエサ取りか本命かの見分けをするのに、この球体部分が海中に沈むかどうかで判断がしやすいのです。
 海が少し荒れ気味の時でもこの丸い部分があるので仕掛けの位置がわかりやすいことなどです。

 デメリットは強風の時にこの球体が抵抗となって風に吹かれてウキが傾いたままであったり、影響を受けやすくなることです。
 また、ハリスが絡みついたら仕掛けを引っ張ったぐらいでは取れないので「からまん棒」が必需品です。



 曇天でうねりの高い時でも先端が海面に出ていて、視認性がきわめて良い。

 

 


 

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