魚の習性
エサを捕食する時間帯
魚は哺乳類と同じでお腹が空けばエサを求めて捕食する行動に出ます。
私たちが釣ろうとしているハネは肉食の魚、チヌは雑食ですがどちらかというと肉食が主体です。
魚は1日中ずっとエサを追い求めているというわけではないようで、エサをより活発に捕食する時間帯があります。
魚の活性が高くなって、釣り場であちらでもこちらでも竿が曲がって一斉に釣れ出すことがあります。
釣り人はその時間帯のことを
「時合い」
と呼んでいます。
この時間帯がいつなのか、いつ訪れるのかは残念ながら、魚にしかわかりません。
一般的に「まずめ時」と呼ばれる夕方日没前後と、「朝まずめ」と呼ばれる早朝の夜明け時期に集中しています。
特に朝よりも夕方に時合いが訪れる傾向が高く、ゴールデンタイムとして、この時間帯だけ釣り場にやってくる釣り人もいるぐらいです。
魚が捕食行動をする時間帯として、潮の干満の間の「潮止まり」なども潮の流れの変わり目や、潮の流れる方向が変わるときなどにバタバタと魚が釣れることがよくあります。
*なぜこの時間帯に魚の活性が一気に高まるかは私は知りません。
機会があれば魚の研究者に聞いてみようかと思います。
昼前から釣り場に来て、午後4時ぐらいに竿をしまい、「今日は駄目だ」と言って帰る釣り人がいます。
その後、残った人が夕暮れ5時過ぎに爆釣なんてこともあり得るのです。
捕食のスタイル
魚は水中を落下してくる物に対して非常に強い興味を示します。
落ちてくる物に対してエサかどうかを確認するために近づいて行き、エサと判断すれば口にします。
この習性を利用したのがチヌの落とし込み釣りです。
また、魚は異常な動きをする物に強い興味を示します。
小魚が弱ったりしたときに通常でない泳ぎ方をすると、肉食魚であるハネ、スズキは一気に襲いかかります。
これを利用したのがルアー釣りです。
エビ撒き釣りはこの両方の特色を兼ね備えていて、エビを撒くときに、シャクを手で覆って上下に激しくシャカシャカと振り、エビを軽く気絶させてから撒く方が多いです。
魚の活性
魚の活性は水温や酸素濃度などにより大きく異なってきますが、条件の良いときには海面下わずか十数センチのところまでエサを食いに上がってきたりします。
撒き餌に誘われて魚が補食行動を始めると魚は狂ったようにエサを追い求め始めます。
複数の魚が群れでやってきたときなどは、仲間が釣られたのもお構いなしに捕食を続けます。
こういう時に巡り合わせれば入れ食い状態となるのです。
エビを撒くタイミング、数量をコントロールしながら釣りをすることで、活性の高まった状態をできるだけ長続きさせることが釣果アップにつながります。
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